フランス旅行 13
2010年 10月 03日
モンサンミッシェルのモンは「山」、サンは「聖」、ミッシェルは「ミカエル」(軍事をつかさどる神、大天使)
つまり「聖ミカエルの山」と言う意味です。
大天使ミカエルのお告げにより、司教オベールが海に浮かぶ岩山に聖堂を建立しました。
708年にその歴史は始まり、966年にはベネディクト派の修道院が設立。拡張を繰り返し16世紀に完成。
一時期、要塞や牢獄となりながらも、1966年からは修道院として甦り、現在に至っています。
駐車場手前で撮影タイム。「道路を渡らないでください」と言う、添乗員さんの言葉を無視して
皆さん、このように道路を渡って撮影していました。
近くまでやってくると草の生えた道路やバスや車が写ってしまい、情緒に欠けてしまいます。
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それで、これは帰りのバスの中から撮りましたが、一番のお気に入りです。
放牧されている羊と巨大な島の遠景
②
修道院全景です。大天使ミカエルの像が欠けてしまいました。
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尖塔には高さ4.2mの黄金に輝く大天使ミカエルが、長剣を振りかざして立っています。
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トリミングしてみました。お~、なるほど・・・
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修道院へと続くメインストリートのグランド通りには、土産店やホテル、レストランが立ち並んでいます。
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プラールおばさんのオムレツレストラン
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修道院までの階段を登って登って、 かなり疲れました。
そしていよいよ最上部の「西側テラス」に到着。ここから修道院内部見学となります。
ここは修道院付属教会堂
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テラスからの眺め
干潮の海
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干潮の海に人の影、かなり熟知した人でないと、ここは歩けないそうです。
以前は「馬の駆け足」と呼ばれるほどの早さで潮が満ちていき満潮時には多くの巡礼者が波に飲まれていったそうです。
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修道院の内部見学
礼拝堂
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ゴシック様式の回廊・・・僧達が瞑想を行った場所です。
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回廊に囲まれた中庭がとても綺麗でした。
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聖職者専用の食堂・・・教会の重さを軽くするために、天井は木を使っています。
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南壁の司教座・・・修道僧たちが沈黙のうちに食事をとる間、この場所で聖書の朗読がありました。
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迎賓の間・・・巡礼にやってきた王や貴族たちを迎える部屋です。
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車輪は、ここが牢獄として使われていた1820年、囚人用の食物を上階に運搬するために設置されたもので、
車輪の中に入った囚人が、歩いて滑車を動かしたそうです。
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修道院の内部を見学して解散となり、ここは下りの階段からの眺めです。
眼下に西側テラスが見えます。
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大急ぎで階段を駆け下り、駐車場でもう一度全景を撮影。やはりここもバスが入ってしまい、なかなか思うような写真が撮れませんでした。
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シャッターチャンスはいつやって来るか分かりません。執念の写真が②でございます。(笑)
島の周りに堆積した土砂を取り除き、土堤に代えて橋を架け、潮流を取り戻す壮大な工事が進行中だそうです。かつての姿が甦る日が来たら、また訪れてみたいです。